【冬季休業のお知らせ】
当店は、下記日程を冬季休業とさせていただきます。
誠にご迷惑をおかけいたしますが、何卒宜しくお願いいたします。
<冬季休業期間>
2024年12月27日(金)~2025年1月6日(月)
※2024年最終出荷は12月26日(木)
※休業期間中にいただいたお問い合わせ・ご注文の出荷につきましては2025年1月7日(火)以降、順次ご対応とさせていただきます。
《a.278別注・真鍮製のコーン型香用香炉》老舗鋳物メーカによるロストワックス精密鋳造の透かしの技 CAGE P|ifuki
《a.278別注・真鍮製のコーン型香用香炉》老舗鋳物メーカによるロストワックス精密鋳造の透かしの技 CAGE P|ifuki
¥19,800
高岡銅器として有名な金属工芸の街、富山県高岡市。
この地でロストワックス精密鋳造を得意とする有限会社中村製作所が2021年に立ち上げたプロダクトブランドが『ifuki(イフキ)』です。
a.278ではこの『ifuki』がリリースする「透かし」という伝統的な香炉にも用いられる技法を用いたお香立て2点(CAGE A、CAGE P)をa.278オリジナル別注として真鍮を用いて製作して頂きました。
仕上げは手仕上げによる研磨のみで、輝きを維持する為のフィニッシュクリア等は敢えて施しておりません。よって、経年により輝きのくすみ、色合いが変化していきますが、「枯れ」とも「エイジング」とも呼ばれる真鍮特有の味としてお楽しみいただければ幸いです。
一方で、磨かれた真鍮の輝きがお好きな場合は、ピカール等の仏具のメンテナンスにも使用される金属磨きをご使用になれば、輝きは戻ります。
磨きながら真鍮の輝きを取り戻すのも、真鍮のもう一つの楽しみかと存じます。
■CAGE P
五角形を組み合わせた立体型のお香たて。伝統的な香炉でも用いられる、透かしの技法で仕上げました。心やすらぐ和の美意識を残しつつ、現代のライフスタイルにも馴染むデザインです。お好みのお香を焚いて、格子文様の隙間からゆらゆらと立ちのぼる煙をお楽しみください。
■真鍮の経年変化につきまして
真鍮は、加工性の良さや耐食性の高さなど優れた素材特性から金管楽器や建材(ドアハンドルなど)、仏具から硬貨(5円硬貨)などなど私たちの日常生活でも様々な用途で用いられていますが、空気に触れることによる酸化の進行や、取扱いによる手跡(脂)などによって時間の経過ともに風合いや色合いが変化する経年変化も魅力的な素材です。
経年変化によって光沢感が徐々にくすんでいくことで落ち着き、味のあるアンティーク調の雰囲気となっていきます。
本品ではこの経年変化を楽しんでいただきたくクリア塗装などの表面コーティングは敢えて施していません。是非、長くお使いいただきながら”枯れ”とも”エイジング”ともいわれる真鍮の色合いや風合いの変化をお楽しみください。
また、一方で変化を自然のままに任せる経変変化とは別に、メンテナンスしながら長く使うのも真鍮の魅力です(真鍮の金具や道具を磨きながら愛でるのも楽しみとなります)。その際の、光沢感を維持させる、光沢を回復させたいという場合も簡単です。ホームセンター等で購入できる金属磨き剤(仏壇磨きなど)で研磨することで当初の光沢感を取り戻すことができます。
■注意
・コーンタイプのお香に対応しています。
・お香は別売りです。
・ご使用にあたってお香のヤニなどの汚れが気になる方は、付属品のカーボンフェルトや既製のお香台をご使用ください。
・すべて手仕事で製造しているため、サイズや風合いなどに若干の個体差があります。また、製品によっては巣(す)とよばれる鋳造で製造する際に発生する小さな点があります。
・商品は化粧箱に入れてお届けします。
■スペック
サイズ:幅73mm×高さ63mm×奥行75mm
素 材:真鍮
仕 様:真鍮鏡面磨き
■ブランド(メーカー):ifuki(有限会社 中村製作所)
2021年に立ち上げたオリジナルブランド「ifuki(イフキ)」。
中村製作所の特長である「ロストワックス精密鋳造」の技術の数々を盛り込んだ、 独自性の高いアイテムを展開しています。
人々のライフスタイルに馴染むアクセサリーのような道具。 使っている時もそうでない時も、生活を華やかにしてくれます。
■デザイナー:阿部 憲嗣
■ラッピングについて
ラッピングをご希望のお客様は、商品ページ内の「ラッピング」より、ご希望のラッピングをお選びください。
ラッピングのイメージをご確認は、下記のURLをご確認ください。
【ラッピングイメージの確認】
https://www.a278.jp/categories/3072557
■高岡銅器とは
高岡銅器とは、富山県高岡の地で生産された鉄、銅、金、銀、錫、亜鉛、アルミニウム、その他の合金で作られた器物及び工芸品の総称であり、加賀藩二代藩主前田利長が高岡の地に城を築城し城下町を開町した2年後の慶長16年(1611年)、その城下町に産業を興すため日本鋳物発祥の地である河内(今の大阪府堺市・松原市の一部)の流れを汲む、越中国砺波郡西部金屋村(今の高岡市戸出西部金屋)の鋳物師(いもじ:鋳物職人のこと)を招いたのが始まりと言われています。
高岡銅器は当初、鍋釜・鍬鍬(すきくわ)などの鉄器の製造を行っていましたが、加賀藩の手厚い保護の元で発展、江戸後期頃には梵鐘や大型の灯篭、花瓶などの銅器製造も本格化し、いくつかのヒット商品を生み出しながら販路も全国に拡大していきました。
近代以降においては、先の大戦の戦時統制経済により金属材料不足となりますが、その苦境を乗り切り昭和50年(1975年)には国の伝統的工芸品産地に指定されるとともに、今日まで伝統を守りつつも時代に合わせたデザインや新しい製法の導入などを取り込みながら発展を続けています。